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悪人

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けして明るい話ではないだろうなぁと覚悟していったけど
やはり胸に重い映画でした。
間違っても付き合いたてのカップルとかで行ったらあかんよ。
こどもも観たらあかんよ。
今日レディースディにTOHOなんばに集まった若い女子の皆さんは
この作品をどう受け止めたのかしら。

ふかっちゃんは賞を取ったけど
妻夫木くんもすごかったよ。





樹木希林・柄本明 両氏に泣かされました。
以前同じ吉田修一原作のパレード観た時も少し思ったけれど
吉田さんはいったい何を描きたかったのだろう。
現代人の闇?みたいなこと?
とりあえず、親より先には絶対死んだらアカンとは思った。

報われない毎日と孤独、誰かと繋がりたい(性的な意味も含めてね)想い
女性同士の見栄やプライド
自分の感情が最優先な恵まれた若者

どれもリアルで共感しないわけではない
捻くれ者の私はしょっちゅう嫉妬もするし、ワガママでもある。
「今の世の中大事な人がいない人間が多すぎる。
その人が笑顔になるだけで幸せと思えるような大事な人が」
というセリフにはぐがんと来た

気のせいかもしれないけど、恵まれた人ほどイライラしてることが多いような気もする。

映画はやっぱりハッピーエンドがいいなぁ
こんな報われない哀しいお話を
どこかの権威ある評論家の人達が絶賛したところで
観ている誰の心が笑顔になるのだろう。

もし私がこれから先、誰かと出逢うことが出来るなら
正直に向き合って、大事な人だと思いたい
その人にとって私も大事な人になれたなら、この上なく幸せだ。
by ichiko1515jp | 2010-09-16 00:50 | 本と映画
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