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ホテル ルワンダ

映画を観ながらこれほど悔しい想いをしたのは
初めてかもしれない。悔し涙だよ。
多国籍軍が引き上げるとき、将軍がこの期に及んで見返りを求めるとき、
フロントマンが告げ口するとき
なんなんだコイツらは!くっそぅぅぅ!!!

たいていこの手の映画を観ると
その悲惨な出来事・哀しい過去に涙はするも、
単一民族・無宗教の日本で育った日本人の私にゃあ
正直イマイチぴんとこんのだよなぁなんて思うことが多かったんだけど。。

肌の色がなんだよ!って思うんだけどさ
実際ね、イタリア行きの飛行機内で
アリタリア航空の白人の鼻高ーい姉ちゃんに、サーブしてもらうの、
どうもお尻がむず痒いってか、あんまりおさまりよくない気持ちだったの。
英語もろくに喋れない日本人でスイマセンってか
イタリア人の姉ちゃんなんかツンツンしてて怖いしさ。

お金払ってこちらは乗客なんだから、そんなに卑屈に考えること何ひとつないのに
なんだかんだ言いながら劣等感感じてるってことは
島国日本の戦争を知らない子供たちの私にさえ
少なからず、人種差別の芽がその中にあるってことだ。残念だけど。事実。
同じように我々も
京都を観光する欧米人をおおNiceとは感じても
心斎橋やヨドバシカメラを闊歩する、
韓国人旅行者の団体をうるさいな、と感じていないだろうか。

日本も、もしどっかの民族に攻めてこられて
内紛なんて起こったら、果たしてアメリカは、助けてくれるのだろうか。
経済大国日本と呼ばれる我々とて、アジアの少数黄色人種でしかない。
フランスは?イタリアは?ドイツは?
う~ん。。。だからって自衛問題とかになると
もう難しすぎて私には考えが及ばないんだけど・・・

観終わった後のロビーで
隣の二人連れが話してるのが聞くとはなしに聞こえてきた。
「でもさぁ。この人、結果みんな助かったからヒーローだけど
もし、ひとりでホテルに残って、奥さんとか家族殺されててみ?それはないだろって感じじゃない?」
掲示板に貼ってあった
本物のポール(この映画は実話なのです)の写真入りの
新聞記事を見ながら、言われてみりゃぁ、それもそうだな・・・と思ったけれど・・・
あの、限界の状況下で
「もし」を考えるのは意味がないことかもしれない。
そんなことを考えるのは
私達が豊かな国日本のある映画を観た1観客でしかないからだ。

この映画の出来事は1994年に起こったこと。約10年前。
私なんてしっかり成人だったのに、この映画を観るまでその事実すら知らなかった。
劇中、欧米人のカメラマンが言う。
「この映像を見て、人は「むごい」「怖い」と思うだろう。だけど、それだけだ」

エンディング曲の歌詞が観終わった観客に問いかける。
こども達のコーラスが美しく響く印象的な曲だ。
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by ichiko1515jp | 2006-02-23 01:36 | 本と映画
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