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しょっぱい思い出シリーズ2

小学生の頃、年に1~2回「お楽しみ会」なるイベントがあった。
それは学期末やクラスメイトが転校してしまうタイミングなどに
先生公認で授業時間を潰して行われる、文字通り「お楽しい」時間であった。
仲のいい数人のグループに別れて、グループごとに何か出し物をする。
小学生らしくクイズ大会で盛り上がったり
関西らしく漫才を披露する芸達者な小学生もいた。
私は何をしてたかなー
4年生のとき友達4人でやった人形劇が大ウケだったのを覚えている。
ちょっと自慢。そう関西人にとって笑いが取れるか否か
盛り上げることが出来るか否か、きっとこれは後世の出世のバロメータである。
って別に今の私は出世していないが。

そのときのお楽しみ会は二学期の学期末で
時期的に「クリスマス会」と名づけられて行われた。
前日の準備
わっかの飾りを付けたり、黒板にクリスマスツリーやサンタの絵を書いたりして
小学生といえど、それなりにそれらしい演出をみんなでやっていた。

とそのとき、
クラスのお調子者Tくんの「なんやこれー!」の声でみんなが振り向いた。
後から簡単に消える絵の具を使って窓にもクリスマスの飾りをしていた
Kくんが、何を思ったか
「イヴは夢模様」
という非常にこっぱずかしいセリフを窓にでかでかと書いたのである。
Kくんは別段キザなヤツでもなかった。
その容貌からみんなに「ミニラくん」と呼ばれていた
むしろどちらかというと土の匂いのする純朴な少年だったように思う。

今思えばロマンチックなお子様ぢゃないの。と微笑ましくもあるが
当時は思春期の入り口、
しかもそういったキザったらしいことと最も対極にある大阪の男子小学生である。
即座にKくんは、「夢模様」というあだ名を付けられ
何かというと「イヴはゆめもよ~」とみんなにからかわれまくったのである。
あんまりにもよってたかってみんながからかうものだから
Kくんは泣き出して教室を飛び出してしまった。
涙なんてKくんのキャラにはなかったので、
からかっていたクラスメイトもこれには少々ビックリし、「悪かったかな」というムードになった。
そこですかさず先生がKくんを慰め
クラスのみんなにも、Kくんの書いた言葉はステキねとフォローした。
だけどKくんはよほど恥ずかしかったのか
自分が窓に書いたその名コピーを自分で消してしまった。

次の日登校したKくんはちゃんと笑顔に戻っていて
Tくんとも仲良く話していた。
「お前なんであんなん書いて~ん?」
とみんなに聞かれても
ちょっと恥ずかしそうに笑いながら
「もうええねんええねん。もう(聞くの)やめて~」と照れていた。
それでもしつこく真相を聞き続けると
どうやらおうちの近くのお店だか自動販売機だかに
書かれてあったセリフだという。
それを見つけた彼は「コレええな!」と思って、教室の窓に書いちゃったのね。

もう20年以上も昔の出来事だけど「イヴは夢模様」だけは妙に鮮烈に覚えている。
Kくんはその容貌とはうらはらに素直で可愛いロマンチストだったのだと思う。
きっと今頃ステキなお父さんになっていることだろう。

なんだか最近よく
こんな風な昔のちょっとした出来事がふっと脳裏に蘇る。
なんだ?
死期が近いのか?ワタシ。
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by ichiko1515jp | 2006-10-15 02:25 | days
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